Wiseデビットカードの作り方と手数料【2026年版】メリットと注意点
2023-09-16
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海外旅行や留学の準備をしていると、「現地でのお金はどうしよう」と迷いませんか。空港で両替するとレートが気になりますし、いつものクレジットカードだと海外事務手数料が上乗せされます。
その選択肢のひとつが、Wiseデビットカードです。1枚で複数の通貨を持ち歩けて、現地通貨のまま支払いができます。
この記事では、Wiseデビットカードの作り方と2026年7月時点の手数料を整理します。あわせて、メリットだけでなく申し込む前に知っておきたい注意点もお伝えしますので、自分に合うかどうかの判断にお役立てください。
※この記事の手数料・日数・仕様は、すべて2026年7月時点のWise公式サイトおよびヘルプセンターの記載にもとづいています。条件は変更されることがあるため、申し込み前に必ず公式サイトでご確認ください。

目次
【結論】リアルカードの発行は1,200円、ATM出金は月25,000円まで無料
Wiseデビットカードの費用は、リアルカードの発行手数料1,200円(1回限り)だけです。年会費や口座維持費はかかりません(2026年7月時点)。
海外ATMでの現金引き出しは、1か月あたり合計25,000円までWise側の手数料が無料です。25,000円を超えた分には、100円の固定手数料と、超えた金額の1.75%がかかります。
支払いに使う為替レートは、Wiseが「ミッドマーケットレートのみ使用」と明記しているレートです。ミッドマーケットレートとは、ニュースやGoogle検索で見かける実勢の為替レートのことです。
ただし、「手数料ゼロ」ではありません。持っていない通貨で支払うと両替手数料(0.73%〜)がかかります。この点はあとで詳しくご説明します。
Wiseデビットカードとは?外貨の支払いに特化した多通貨カード

Wiseデビットカードは、Wiseの多通貨口座に入れておいたお金を、そのまま現地通貨で支払いに使えるカードです。日本ではMastercardのデビットカードとして発行されています。
デビットカードとは、使った金額がその場で口座から引き落とされるカードのことです。クレジットカードのように後払いにはならないので、入金した分以上は使えません。使いすぎを防ぎたい方にはむしろ安心な仕組みです。
Wise公式サイトによると、40通貨に対応し、160か国や地域でオンライン・店舗の支払いに使えます(2026年7月時点)。すでにWiseの口座にその通貨を持っていれば、両替なしでそのまま支払えます。
運営しているのは、ワイズ・ペイメンツ・ジャパン株式会社です。第一種および第二種資金移動業者として登録されています(登録番号:関東財務局長第00040号/加入団体:一般社団法人 日本資金決済業協会)。
Wiseデビットカードの手数料一覧(2026年7月時点)
手数料はWise公式の料金ページに一覧で公開されています。カードに関係するものをまとめると、次のとおりです。
| 項目 | 手数料 |
|---|---|
| Wiseアカウントの開設 | 無料 |
| アカウントでの資金の保有 | 無料 |
| 年会費・口座維持費 | 無料 |
| Wiseデビットカード(リアルカード)の発行 | 1,200円(1回限り) |
| カードでの支払い | 無料 |
| ATM出金(1か月あたり25,000円まで) | 無料 |
| ATM出金(25,000円を超えた分) | 100円+25,000円を超えた金額の1.75% |
| 両替 | 0.73%〜(通貨により異なる) |
| 外部Eウォレットへのチャージ | 2% |
デジタルカードは、リアルカードとは別に最大3枚まで持てます。ただし、デジタルカードの発行手数料については、公式の料金ページに単独の記載が見当たりませんでした。注文画面に表示される金額を必ず確認してください
Wiseデビットカードのメリット3つ
Wiseデビットカードの利点は、外貨を使うときのコストが見えることに集約されます。ここでは3つに絞ってご説明します。
1.為替レートに上乗せがなく、手数料が別建てで表示される
最大の特徴は、両替に使うレートの考え方です。Wiseは公式サイトで「Googleで検索して見られるような為替レート(ミッドマーケットレート)のみ使用」と明記しています。
一般的な両替では、実勢レートに為替変動リスク分を上乗せしたレートが提示され、そこに手数料が加わります。上乗せ分は表に出てこないため、いくら払ったのかが分かりにくいのが難点です。
Wiseはこの上乗せをしない代わりに、両替手数料を金額として画面に表示します。「いくら取られたのか分かる」ことが、Wiseの一番の価値です。
ただし、料率は通貨の組み合わせで変わります(0.73%〜)。「常に何%」という決まった数字はないので、実際の金額は使う通貨で確認してください。
2.ATM出金が月25,000円まで無料
Wiseデビットカードは、対応するATMで現地通貨を引き出せます。Wise側の出金手数料は、1か月あたり合計25,000円まで無料です(2026年7月時点)。
| 1か月の出金額 | Wiseの出金手数料 |
|---|---|
| 25,000円まで | 無料 |
| 25,000円を超えた分 | 100円+25,000円を超えた金額の1.75% |
注意したいのは、この無料枠はWise側の手数料の話だという点です。Wiseは「一部のATM事業者により追加の手数料を請求される場合があります」と案内しています。ATMの画面に出る案内を確認してから引き出しましょう。
3.年会費・口座維持費がかからない
Wiseデビットカードは、リアルカードの発行時に1,200円がかかるだけで、その後の年会費や口座維持費はかかりません。有効期限が切れたときの交換手数料も無料です。
持っているだけで費用が発生しないので、年に1〜2回しか海外に行かない方でも作りやすいカードです。
そのほかの特徴
- タッチ決済(かざすだけで支払える非接触型決済)に対応
- 持っていない通貨で支払うと、残高から自動的に両替される
- 日本で発行したカードは、2026年5月12日からApple Payに対応(個人・法人の両方が対象)
- アプリからいつでもカードを凍結・解除できる
- デジタルカードを最大3枚まで持てる(オンライン決済用に使い分けられる)
Google PayやSamsung Payについては、Wiseのヘルプセンターに対応の記載があります。ただし日本で発行したカードが対象かどうかは公式発表で確認できませんでした
申し込む前に知っておきたい注意点
メリットだけでなく、事前に知っておくべき点もあります。ここは正直にお伝えします。
預けたお金は預金保険の対象外
Wiseは銀行ではなく資金移動業者です。アカウントに入れたお金は「預金」ではないため、預金保険制度(ペイオフ)の対象外です。
Wiseは、日本の規制当局に登録された信託口座(日証金信託銀行または三井住友銀行)で顧客資金を分別管理し、毎営業日に日本円の現金相当額100%を預け入れていると説明しています。とはいえ、銀行預金と同じ保護ではありません。
旅行や留学で使う分だけを入れておき、貯蓄をまとめて置く使い方は避けましょう。
日本国内で使えるATMは限られている
Wiseヘルプセンターによると、日本国内でWiseデビットカードが使えるATMは、イオン、ファミリーマート、デイリーヤマザキなど、限られたネットワークのみです(2026年7月時点)。
渡航前に国内で試したい方は、この点を覚えておいてくださいね。
「手数料ゼロ」ではない
持っていない通貨で支払うと、その場で自動的に両替され、両替手数料(0.73%〜)がかかります。「海外事務手数料がゼロ」なのであって、コストが一切かからないわけではありません。
また、Wiseがいつでも一番安いとは限りません。通貨や金額、使い方によっては他の手段のほうが有利になる場合もあります。自分の使い方で試算してから判断するのが確実です。
カードが届くまでに日数がかかる
リアルカードは海外から郵送で届きます。Wiseヘルプセンターによると、日本宛の通常配送は7〜10営業日が目安です(2026年7月時点)。急ぐ場合は、追加料金でカード作成後4営業日以内に届く速達も選べます。
出発日が決まっている方は、余裕をもって早めに注文しておきましょう。配送日数や届かないときの対処法は、Wiseデビットカードは何日で届く?速達と届かないときの対処法で詳しく解説しています。
Wiseデビットカードの作り方は3ステップ
カードを作る流れは、口座開設・カード注文・有効化の3ステップです。カードを注文するには、先にWiseアカウントの本人確認を完了させておく必要があります。
ステップ1 Wiseに口座開設して本人確認を済ませる

まずWiseのアカウントを作り、本人確認を終わらせます。アカウント開設と資金の保有は無料です。
本人確認は、マイナンバーカードが1枚あれば最短で済みます。運転免許証や在留カードを使う場合は、マイナンバーが確認できる書類(通知カード、または6か月以内発行のマイナンバー記載の住民票)が別途必要です。
書類の確認にかかる日数は、通常1〜2営業日です。詳しい手順はWise口座開設・本人確認のやり方で画像つきで解説していますので、参考にして登録してください。
ステップ2 カードを注文する
アカウントの本人確認が終わったら、Wiseアプリまたはウェブサイトにログインし、「カード」タブから注文します。

カードは「デジタル」と「実際のカード(リアルカード)」の2種類から選べます。使い分けの目安は次のとおりです。
- デジタルカード……オンライン決済や、スマートフォンのタッチ決済で使いたい方向け。注文後すぐに使えます
- リアルカード……海外のATMで現金を引き出したい方や、カードの提示を求められる場面がある方向け。発行手数料1,200円(1回限り)

リアルカードは注文後、日本宛なら7〜10営業日で届くのが目安です。
※画面写真は編集部が実際に注文したときのもの(2023年時点)です。アプリの更新により表示が変わっている場合があります。
ステップ3 カードを有効化する
カードが届いたら、有効化(アクティベート)します。Wiseヘルプセンターによると、日本で発行されたカードの有効化には次の方法があります。
- アプリでコードを入力する……「カード」タブから対象のカードを選び、「カードを有効化する」を選択。カードに同封された紙に記載の6桁のコードを入力します
- ICチップとPINで支払う……最初の支払いを行うだけで有効化されます。Wiseは「この方法が最も簡単」と案内しています
- ATMを使う……ICチップとPINでの支払いが拒否された場合は、ATMで残高照会または現金の引き出しを行います
あとはアカウントに入金すれば使えるようになります。入金方法は銀行振込かデビットカードで、銀行振込のほうが手数料を抑えられます。
申し込む前に「自分の使い方でいくらかかるか」を確かめる
カードを作る前に、次の3点を自分の使い方に当てはめて確認しておくと失敗しません。
- 発行手数料……リアルカードは1,200円(1回限り)。1回の旅行で元が取れるかどうかを考えてみましょう
- 両替手数料……0.73%〜。自分が使う通貨ペアで何%になるかは公式サイトで確認できます
- 1か月にATMでいくら引き出すか……25,000円を超える予定なら、超過分の手数料(100円+1.75%)も計算に入れます
Wiseは、両替に使うレートを実勢レート(ミッドマーケットレート)と明記し、手数料を別建てで表示しています。金額として見えるので、他の手段と並べて比べやすいのが特徴です。
最新の手数料は公式サイトで確認できます。自分の通貨と金額で試してみてください。
まとめ|発行1,200円、ATMは月25,000円まで無料

この記事のポイントを整理します(すべて2026年7月時点)。
- リアルカードの発行手数料は1,200円(1回限り)。年会費・口座維持費は無料
- 40通貨に対応し、160か国や地域で支払いに使える
- 両替に使うレートはミッドマーケットレート。手数料は0.73%〜が別建てで表示される
- ATM出金はWise側の手数料が月25,000円まで無料。超過分は100円+1.75%
- 日本発行カードは2026年5月12日からApple Payに対応
- 日本国内で使えるATMはイオン・ファミリーマート・デイリーヤマザキなどに限られる
- Wiseは資金移動業者。入れたお金は預金保険の対象外
- リアルカードは日本宛7〜10営業日が目安。急ぐなら速達で4営業日以内
Wiseデビットカードは、外貨を使うときのコストを金額として見える形にしてくれるカードです。海外旅行や留学、海外のネットショップでの買い物が多い方には、選択肢として検討する価値があります。
一方で、手数料がゼロになるわけではありませんし、預金保険の対象にもなりません。使う分だけを入れて、支払いと出金の道具として活用するのが、無理のない付き合い方です。
Wiseのサービス全体についてはWiseとは?手数料・安全性・評判を解説でまとめていますので、あわせてご覧くださいね。


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