【2026年版】海外留学の費用相場|国別・種類別の内訳をやさしく解説

2024-11-10

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海外留学の費用を計算するイメージ

海外留学を考えたとき、最も気になるのが費用ではないでしょうか?

  • 全体でどれくらいかかるの?
  • どのような費用が必要?

留学費用は「学費+生活費」だけではありません。英語試験の受験料、ビザ申請料、保険料など、渡航前に支払うお金が意外とかさみます。しかもビザ申請料はこの数年で値上がりが続いています

この記事では、2026年7月時点で確認できる公式情報をもとに、留学の基本的な費用と種類別の費用を比較し、留学費用の全体像をわかりやすく解説します。現実的な留学計画を立てる手助けになりますので、ぜひ参考にしてください。

海外留学の費用相場は1年で200万〜800万円

大学に1年間通う場合、留学費用の目安は国によって200万〜800万円です。学費の水準そのものに加えて、生活費と為替レートで総額が大きく変わります。

まずは国ごとのおおよその規模感をつかんでおきましょう。以下の表は、4年制公立大学に1年間通う場合の費用の目安です。学費、生活費、航空券などの準備費が含まれています。

1年間に必要な費用
アメリカ400〜800万円
イギリス350〜840万円
オーストラリア350〜530万円
カナダ300〜600万円
ニュージーランド300〜500万円
フィリピン200~330万円
韓国180~300万円
※編集部による目安です。円換算額は為替レートで大きく変わるため、実際の見積もりは申込先の学校の提示額で確認してください。

「思ったより幅が広い」と感じたかもしれません。同じ国でも、都市部か地方か、私立か公立か、寮かホームステイかで数百万円の差が出ます。次章から、その中身を分解していきます。

留学費用の内訳|見落としやすいのは「渡航前」のお金

留学費用は「渡航前にかかる費用」と「現地でかかる費用」に分かれます。見落としやすいのは渡航前のほうで、英語試験・ビザ・保険・健康診断だけで数十万円に達することも珍しくありません。

留学費用の内訳(渡航前の費用と現地でかかる費用)

ここからは、渡航前の費用を項目ごとに見ていきます。

英語試験の受験料

英語圏の多くの大学では、入学要件として英語コミュニケーション能力測定試験のスコアが定められています。おもな試験と、2026年7月時点の受験料はこちらです。

TOEFL iBT® 受験料:US$195

大学・大学院レベルで必要とされる英語能力を測定する試験です。英語圏の大学・大学院で、入学審査に必要な英語力の証明として認められています。

US$195で申し込めるのはテスト日の7日前までです。それ以降は手数料US$40が加わり、US$235になります(空席がある場合、テストの2日前まで受付)。何度か受け直すことを想定するなら、早めの申し込みが結果的に節約になります。

IELTS 受験料:27,500円(税込)

海外留学や研修のための英語力を証明する試験です。イギリス、オーストラリア、カナダなどへの海外移住申請にも使用できます。コンピューター版・ペーパー版、アカデミック・ジェネラルトレーニングのいずれも同額です。

なお、イギリスのビザ申請で求められるIELTS for UKVIは31,900円(税込)と別料金になります。志望校がどちらを指定しているか、申し込む前に必ず確認してください。

※2026年7月時点。TOEFLテスト日本事務局、IELTS公式サイト(IDP)調べ

入学審査料(出願料)

入学審査料(出願料・入学申請料)は、大学に出願する際に支払う料金です。金額は学校ごとに設定されており、無料の学校もあれば100米ドル前後の学校もあります。25〜100米ドル程度が一つの目安ですが、志望校の公式サイトで必ず確認しましょう。

複数校に出願すると、この費用だけで数万円になります。出願校を絞り込む段階で予算に入れておくと安心です。

また、アメリカの場合、日本の大学のような高額な入学金はありません。ただし学校によっては、授業料の一部または全額を前払い金で支払うケースもあります。

ビザ申請料

ビザ申請料は滞在する国と期間によって異なり、近年は各国とも値上げが続いています。とくにオーストラリアの学生ビザは2026年7月1日にAUD2,000からAUD2,500へ引き上げられました。おもな留学先の申請料金をまとめました。

国名ビザ種別申請料金
アメリカ(学生ビザ)F-1/M-1ビザUSD185

(別途 SEVIS費用 USD350)

アメリカ(短期滞在)ESTA(電子渡航認証システム)USD40.27
イギリス学生ビザ

(英国外からの申請)

GBP558

(別途 医療付加金 年GBP776)

オーストラリア学生ビザ

(Subclass 500)

AUD2,500
カナダ就学許可(Study permit)CAD150

(別途 生体認証 CAD85)

※2026年7月時点。各国政府の公式サイト調べ。スマートフォンでは表を横にスクロールできます。

表のとおり、申請料そのものより「別途かかる費用」のほうが大きい国もあります。アメリカはビザ申請料USD185に加えてSEVIS費用USD350が必要で、合計するとUSD535。イギリスは1年の留学ならビザ申請料GBP558+医療付加金GBP776で、GBP1,300を超えます。

なお、アメリカでは2025年に成立した法律にもとづき、ビザ申請者に新たな費用(報道では「ビザインテグリティ費用」と呼ばれています)が導入されると伝えられています。ただし編集部が2026年8月時点で連邦官報を確認した範囲では、金額と徴収開始時期を特定できませんでした。渡航前に、在日米国大使館・領事館の最新の案内を必ずご確認ください。申請前に、在日米国大使館・領事館の最新の案内を確認してください。

健康診断・予防接種の費用

留学先の学校やビザ申請で「健康診断証明書」「予防接種歴」などの英文証明書が求められる場合があります。

予防接種をすべて接種するまでに2~3か月かかることもあるため、早めに対応しておきましょう。費用の目安は、健康診断証明書が1~2万円予防接種や検査が3~5万円です。医療機関によって差があるため、事前に見積もりを取ることをおすすめします。

留学保険の費用

留学保険の加入が義務付けられている国や学校もあります。海外は医療費が高額なため、保険に加入しておくと安心です。費用は1年間で20万円程度が目安です。

なお、オーストラリアの学生ビザでは留学生向け健康保険(OSHC)、イギリスの学生ビザでは医療付加金(IHS)の支払いが必要です。国によっては「保険料が実質的にビザ費用に含まれている」と考えたほうが計算しやすいでしょう。

現地でかかる費用は「学費」と「生活費」の2つ

現地でかかる費用は、学費と生活費に大きく分かれます。生活費は滞在する国や地域、住まいの形態によって数倍の差が出ます。ここではアメリカとフィリピンを例に、1か月の目安を見てみましょう。

アメリカでの1か月の生活費例

アメリカでは、都市部と地方で物価が大きく異なるうえ、滞在先によっても金額に差が出ます。

滞在費(家賃+光熱費)約8~20万円ホームステイ:15〜20万円
学生寮:10〜18万円
シェアハウス:8〜12万円
食費約3~7万円自炊中心:約3万円
外食中心:約7万円
交通費約1万円 
その他(通信費、日用品、お小遣いなど)約4万円 
合計約16~32万円 
※編集部による目安です。都市や住まいの形態で変わります。スマートフォンでは表を横にスクロールできます。

ホームステイをシェアハウスに、外食中心を自炊中心に変えるだけで、月10万円以上の差が生まれます。1年間なら100万円を超える差です。

フィリピンでの1か月の生活費例

フィリピンの語学学校では、多くの学生が学生寮や提携ホテルに滞在しています。費用は学校によって異なり、食事が含まれる場合もあります。共同キッチンやラウンジがあり、複数人部屋と個室から選べるのが一般的です。

滞在費:ホテルや寮(家賃+光熱費)約3〜10万円
食費約2〜3万円
交通費約1万円
その他(通信費、日用品、お小遣いなど)約2万円
合計約8〜16万円
※編集部による目安です。

英語圏と比べると生活費はおおむね半分程度です。「まず英語力をつけてから英語圏へ」という二段構えにして、総額を抑える人もいます。

海外留学の種類別費用

同じ「留学」でも、語学留学・高校留学・大学留学・交換留学・ワーキングホリデーで費用はまったく違います。もっとも負担が軽いのは交換留学、重いのは私費の大学留学です。目的に合った形を選ぶことが、そのまま節約につながります。

海外の大学キャンパスで学ぶ留学生

語学留学1ヶ月の費用

語学留学は、海外の語学学校に通いながら海外生活を体験できる留学形態です。期間は1週間から1年程度で、比較的短期間から試せるのが特徴です。

費用の目安

  • 英語圏の主要都市:約25〜35万円/月
  • アジアの都市:約15〜20万円/月

3か月以内の滞在なら学生ビザが不要な国もあり、ビザ費用を抑えられます。ただし国ごとに条件が違うため、滞在予定日数が決まった段階で確認してください。

高校留学1年間の費用

高校留学にはさまざまなプログラムがあり、国や公立・私立、滞在方法によって1年あたりの費用は大きく異なります。アメリカやイギリスは高額(200~600万円ほど)になりやすく、カナダやオーストラリアは200~450万円ほど、ニュージーランドは200~500万円ほどが目安です。

主な内訳は以下の通りです。

  • 学費:年間60~240万円
  • ホームステイなどの滞在費:約130~150万円
  • 渡航費:8~20万円
  • 食費:月1~5万円(年間12~60万円)
  • ビザや保険など:30~50万円

費用を抑えたい場合は、交換留学プログラムや奨学金制度を検討するのがおすすめです。

大学留学1年間の費用

大学留学は、海外の大学で単位や学位の取得を目的とするものです。学費、滞在費、生活費などの費用は基本的に自己負担となります。以下は主要国の年間学費の目安です。

大学のタイプ/専攻年間学費
アメリカ私立大学約300〜600万円
州立大学(州外学生)約300〜400万円
イギリス文系約250〜400万円
理系約300〜450万円
オーストラリア文系約180〜250万円
理系約200〜300万円
カナダ文系約170〜280万円
理系約220~350万円
ニュージーランド文系約160~230万円
理系約190~300万円
フィリピン国立約2~10万円
私立約10~50万円
韓国国立約20~60万円
私立約60~90万円
※イギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドでは私立大学が少ないため、文系・理系で比較しました。円換算額は為替レートで変動します。スマートフォンでは表を横にスクロールできます。

大学留学では、奨学金や授業料免除制度があります。成績優秀者向けの奨学金制度では、授業料が全額免除される場合や、生活費が支給される場合もあります。

また、一部の国では留学生にアルバイトが認められており、アルバイト収入を生活費の一部にあてることが可能です。就労できる時間数はビザの条件で決まっているので、出願前に確認しておきましょう。

交換留学1年間の費用

交換留学は、日本の大学に在籍したまま提携先の海外大学に留学する制度です。交換留学の場合、留学先の大学の授業料は不要で、日本の大学にのみ学費を支払います。そのため、私費留学よりも経済的負担を抑えられるのが特徴です。

費用相場は、年間で約100〜300万円です。ただし、交換留学には定員があり、成績や語学力の条件を満たす必要があります。

ワーキングホリデー1年間の費用

ワーキングホリデーの1年間の総費用は、約150〜200万円が一つの目安です。生活費は滞在先や生活スタイルにより異なりますが、月15万円程度を見込んでおくと安心です。ビザ申請料や現地の物価は上昇傾向にあるため、余裕をもって見積もりましょう。

とくに最初の数か月は仕事が見つからない可能性もあるため、最低でも3か月分の生活費を準備しておくことをおすすめします。

ワーキングホリデーの出発前にかかる費用の内訳
ワーキングホリデー中に現地でかかる費用の内訳

主要国のワーキングホリデービザの申請費用と、必要な資金証明をまとめました。

← 表は横にスクロールできます

国名ビザ申請料金その他の費用必要な資金証明
オーストラリアAUD840

(1回目の申請)

なし銀行の残高証明書

〔要確認:公式サイトで最新の必要額を確認してください〕

カナダCAD369.75

(参加費CAD184.75+オープン就労許可保有者費CAD100+生体認証CAD85)

なし銀行の残高証明書(CAD2,500以上)
イギリスGBP340医療付加金

GBP1,552(年間GBP776×2年分)

銀行の残高証明書(GBP2,530以上を28日間維持)
※2026年7月時点。カナダはIRCC(カナダ移民・難民・市民権省)の料金一覧、イギリスはGOV.UK調べ。オーストラリアは2026年7月1日にAUD670から改定されました。スマートフォンでは表を横にスクロールできます。

オーストラリアのビザ申請料は数年で大きく上がっています。申請料は「申し込んだ日」の金額が適用されるため、渡航を決めたら早めに手続きするほうが有利になる場合があります。

留学費用の仕送りは「送り方」で手取りが変わる

留学には多額の費用がかかり、学費だけで100万円を超えることもあります。その際に効いてくるのが、送金時の為替レートと手数料です。同じ100万円を送っても、使う手段によって現地に届く金額は変わります。

ここでは、100万円を超える送金にも対応している2社を紹介します。

Wise

Wiseの公式サイトのトップページ

画像引用:Wise公式サイト

Wiseの特徴は、両替に使うレートをミッドマーケットレート(ニュースなどで見る為替レートそのもの)と明記し、手数料を別建てで表示している点です。「レートにいくら上乗せされているか分からない」という状態になりにくく、送る前に手取り額を確認できます。

また、Wiseは日本で第一種資金移動業の登録を受けているため、100万円を超える送金にも対応しています。学費のように金額が大きい支払いでも1回でまとめて送れます。

ただし、1回あたりの上限額や必要書類は通貨・支払い方法によって変わります。高額を送る予定なら、事前に公式ヘルプで条件を確認しておくと手続きがスムーズです。

【参考】Wiseヘルプセンター「Wiseで送金できる金額の上限は?」

キョウダイレミッタンス

キョウダイレミッタンスの公式サイトのトップページ

画像引用:キョウダイレミッタンス公式サイト

キョウダイレミッタンスは、2023年3月に日本で初めて第一種資金移動業の認可を取得した送金サービスです(第一種・第二種資金移動業者 関東財務局長第00004号)。

そのため100万円を超える海外送金にも対応しており、アプリと店舗の両方から手続きができます。

とくに高額の送金を初めておこなう場合、対面でスタッフと手続きできる店舗サービスは心強いサポートになります。

詳細はこちら:キョウダイレミッタンスの利用方法

送金前に「実際にいくら届くか」を確かめる

海外送金のコストは、画面に出てくる「送金手数料」だけではありません。多くの銀行や事業者は為替レートに手数料を上乗せしており、この上乗せ分は明細に出てこないため気づきにくいのが実情です。同じ金額を送っても、受取人に届く額が数千円〜1万円単位で変わることがあります。

留学費用の仕送りは、1回きりではなく1年、2年と続きます。1回あたりの差は小さく見えても、積み重なると無視できない金額になります。だからこそ、送金する前に「結局いくら引かれて、いくら届くのか」を確認しておくことが大切です。

Wiseは両替に使うレートを市場の実勢レート(ミッドマーケットレート)と明示し、手数料を別建てで表示しています。送金手続きに進む前の画面で、受取人に届く金額を確認できます。

※金額の確認は無料です。実際に送金するまで料金は発生しません。

まとめ|費用の全体像がわかれば準備は進む

海外留学にはまとまった資金が必要ですが、内訳を分解すれば「削れるところ」と「削れないところ」が見えてきます。最後に要点を整理します。

  • 1年間の総額は国によって200万〜800万円が目安。生活費と為替で大きく動く
  • 渡航前の費用(英語試験・出願料・ビザ・健康診断・保険)だけで数十万円になる
  • ビザ申請料は値上がり傾向。オーストラリアの学生ビザは2026年7月からAUD2,500
  • 住まいと食事の選び方だけで、年間100万円以上の差がつくこともある
  • 仕送りはレートと手数料を確認してから送ると、手取りを減らさずに済む

目的と予算に合わせて留学先を選べば、無理のない計画は立てられます。この記事の数字を出発点に、志望校と各国政府の公式サイトで最新の金額を確認しながら、準備を進めてみてくださいね。

※本記事の料金は2026年7月時点で各公式サイトを確認したものです。手数料や制度は変更されることがあるため、申請前に必ず最新の情報をご確認ください。

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